> 「なあ、怪人雨男って知ってる?」 > > 「なにそれ、漫画?」 > > 「ちげーよ。この辺の都市伝説らしいんだけどさ。長雨の日に黒いレインコートの男が立っていて、そいつと目が合ったらさらわれるって話」 > > 「なんだ、子供だましの怖い噂かよ」 > > 「いやいや、二年前の小学生行方不明事件はそいつにさらわれたんだって聞いたぜ」 > > 「本当かよ。嘘くせえなあ」 > >        「嘘かどうか、例の怪人を俺らで探してみない?」 > # インセイン 「怪人雨男」 >        その後、彼らの姿を見たものはいない。 > ## 卓概要 - シナリオ名:「怪人雨男」 (サークル金曜修羅の会「栄華再誕」収録) - タイプ:協力型 - リミット:3サイクル - プレイヤー人数:3人 - ワールドセッティング:本当は怖い現代日本 - 使用ルールブック: PLは基本のみで可、アビリティはデッド、ブラックデイズ可とする (GMはデッドループも参照する) - 想定時間: テキセで9時間前後 舞台は現代日本。PCたちは某県某市にある蓮見台、 蓮見台団地に住み、蓮見台学区にある学校に通う生徒となる。 この団地では『怪人雨男』と呼ばれる都市伝説がまことしやかに語られており、 導入で行方不明となる NPC『鹿山明』を探し出すこと、および怪人雨男の真相を究明することがシナリオの目的となる。 本シナリオには特定の生理的嫌悪を喚起させる展開や描写が含まれる。 含まれるもの(「表示クリック」で確認可): ヒルのような虫表現(少々ネタバレだが、生理的嫌悪に苦手なものがあるかもしれないひとは見てもいい) プレイの際、苦手だと思うPLはGMに申告することで描写を修正することができるので望ましい。当卓では視覚的演出をするつもりはない。 ## PCハンドアウト 当シナリオは全員中学生を想定されているが、PLたちの希望で小学生にしたり、高校などに引き上げてもよいだろう。 ```text HO/PC1 【使命】 あなたの友人、鹿山明が突然行方不明になった。 警察はただの家出だと言って真面目に取り合ってくれないが、鹿山は家出なんてするようなやつじゃないと、あなたは信じている。 あなたの【使命】は、『鹿山明を探し出す』ことだ。 ``` ```text HO/PC2 【使命】 あなたの友人、鹿山明が突然行方不明になった。 行方不明になる前、最後に鹿山と別れた時、彼はこう言っていた。 「雨男と目が合った」と。 一体どういうことだろうか。 あなたの【使命】は、『鹿山明を探し出す』ことだ。 ``` ```text HO/PC3 【使命】 あなたは怪談や都市伝説などに興味があり、この辺りで噂に聞く怪人雨男という話も気になっていた。 行方不明になったクラスメイトの鹿山明は、怪人雨男にさらわれてしまったのだろうか。 あなたの【使命】は、『怪人雨男の真相を究明する』ことだ。 ``` {{tag>overview insane}}