# インセイン「妄執の檻」 ## シナリオスペック - プレイヤー人数:1人 - リミット:3サイクル - シナリオタイプ:対立型(NPC有) - ワールドセッティング:本当は怖い現代日本 (現代であれば調整可能) - 可能ルールブック:現代なのでブラックデイズも可 ## 特殊ルール(セッション開始前にPLに開示) ◆【不審度】について 【不審度】は、NPCやPC①の動向が周囲の人々にどれだけ怪しまれているかを現す数値です。 クライマックスフェイズ終了時までに【不審度】が10点に達すると、NPCはエンディングフェイズで警察に逮捕され、世間から犯罪者として扱われることになります。 以下は【不審度】が上昇するタイミングの一例です。 ・サイクルが終了する ・「睦事」ルールを適用しない、通常の戦闘が発生する(NPCが挑む戦闘とクライマックスフェイズの戦闘を含む) ・PC①が特定のハンドアウトを調査する ・PC①がロールプレイで特定の行動を取る ・クライマックスフェイズ終了時点で、PC①が拘束状態 【不審度】の現在値や上昇条件の詳細は秘匿情報で、セッション中に条件を満たした場合に公開されます。 ◆NPCの扱いについて ・「共演者」(『IS』p229)として扱う。 ・最初からPC①の【居所】を所持している。 ・毎サイクルの手番を持たない代わりに、「導入フェイズ」「第1サイクル終了前」「第2サイクル終了前」に、PC①に対して戦闘を挑む。 ◆プライズの扱いについて ・【秘密】は所持者に自動的に開示される。 ・プライズを対象とした調査判定は不可。 ・ドラマシーンでの譲渡不可。戦果としてのみ移動する。 ■「睦事」レギュレーション このシナリオでは、戦闘シーンが発生するごとに、シーンプレイヤー(マスターシーンの場合はGM)が「睦事」ルール適用の有無を決定します。 選択ルールの適用については次の通りです。 ・ラウンド制限の撤廃:なし ・バッティング効果の拡張:あり ・戦果枠の拡張:なし ## ハンドアウト ■ PC① あなたは両手両足を拘束され、鎖に繋がれた状態で目を覚ました。 ここはNPCがあなたのために用意した部屋らしい。 NPCは「ここでずっと一緒に暮らそう」と言うが、到底受け入れることなどできない。 あなたの【使命】は「この部屋から脱出する」ことだ。 【秘密】 ショック:なし あなたはNPCを憎からず思っていた。 今も心のどこかで、NPCの歪んだ好意を拒絶しきれずにいる。 だが、こんなことは間違っている。どうにかして状況を打開しなければ……。 あなたがNPCに対してプラスの【感情】を抱いたとき、あなたの【本当の使命】は「NPCを犯罪者にさせない」ことに変更される。 ■NPC あなたはPC①を愛している。 どこにも行かないでほしい。自分以外の目に触れさせたくない。 狂おしいまでの独占欲に駆られたあなたは、PC①をこの部屋に監禁することにした。 あなたの【使命】は「PC①とこの部屋で幸せに暮らす」ことだ。 あなたはプライズ「拘束具の鍵」を所持している。 {{tag>overview insane}}