目次

新クトゥルフ神話TRPG 「箱の中の卵」

概要

祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。

すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いてくださるであろう。

(マタイによる福音書 6章 引用)



R18・R18-Gシナリオで、かつ理不尽な、

いわゆる何でもOKなひと向けの性癖特化シナリオです。

遊びたいひとは以下概要をよーーーーく読むこと!!!!!!!!!!!!

もともと中国語のシナリオのため、翻訳シナリオでかつ、あまり詳細なPL向けの説明の少ないシナリオとなります。
他卓と内容が微妙に異なる可能性があることを念頭にいれていただけますと幸いです。

回す都合上、7版限定としますが、RPができれば初心者でも問題なし。KPも初心者です。

※ しゆうじ卓はKPがあまり地雷に配慮できないため、地雷を把握し伝えられるひと向け。そのため若干詳細に書いています。

あらすじ

あなたは故郷から遠い都会で働く一人暮らしの労働者だ。
仕事が生活のすべてを支配し、常にストレスを抱え、交友関係も少なく、孤独な生活を送っていた。

そんなとある日の平日、あなたが帰ると・・・賃貸アパートの前に、出所不明の奇妙なダンボール箱を発見する。

その時から、あなたの日常が壊されていく。

シナリオ傾向 (シナリオのトーン)

舞台は現代、大都心周辺に暮らす探索者の自室がメイン。
その自室は8階建てのアパートで、3階にある安い借家である。 (ここは変えられないので注意)

終盤まで、ほぼ流れが一本道のシナリオである。
行動制限的に雰囲気がクローズド気味だが、探索して情報を集めて目的を達成する系統のシナリオではありません。
シナリオにて提示されるイベントが随所に発生するため、それを探索者は乗り越えたり諦めたりしつつ進むのが主な進行です。
イベントの合間・並行中に探索者のしたい行動は可能だが、本質的な自由度はシティと比べても高くないことに念頭にいれること。
(つまりよく想像するクローズドとシティとも微妙なタイプだと思ってください。 )

鬱々とした雰囲気で、どこか不気味で、全体を通して探索者がひたすら理不尽に辛い目に遭います。
この理不尽さを体験して、苦しむRPを体験したり、あるいは現実逃避などをすることのほうがメインです。
本当に冗談ではなくひどい目に遭うのが確定している(回避できない)ので、
探索者が苦しむ様子を楽しんだり、ストーリーを楽しむひと向けです。

注意事項

全体的に探索者がひたすら辛い目に遭う。エロ、グロ、ゴアが展開に含まれており、これは回避できない。
精神的にも追い詰められる展開が多いため、PL傾向としてPC=PLなプレイヤーは遊ぶことを止めたほうがよい。
(PCは他人!かわいそ可愛い♡ぐらいのスタンスで遊べないと辛くなる可能性高)

探索者にとって理不尽な出来事がオンパレードで、なにをやっても救いようがない展開になる。
またどのように探索しても、理不尽な状況が改善されず、ほぼ自由度もほぼない。そのためストレスになる可能性がある。
ストーリーやRPを楽しめるひと向けであり、あるいは不幸な探索者をみてテンションが上がるひと向け。

いわゆる地雷要素を多く含む。どうしても遊びたいPLは、地雷なしと告げるか、
地雷をKPに申請するか、地雷チェックシートなどを提出したり、ネタバレあってもOKなら、内容を聞き出してほしい。
(そういうの掲載があれば確認できますし、注意しますが、KPはヒアリングが上手なほうではありません、申し訳ない。)

どうしてもどうしてもどうしても気になる人向けに、一部ネタバレ含む要素を末尾にも記載してます。

シナリオに含む事項(一部)

シナリオに「ない」事項(一部)

探索者作成について

当卓では、新規推奨。
継続CSもできなくはないが、PCのすべてがぐちゃぐちゃになり、なにもかも粉砕される可能性があるため、あまり推奨しない。
新規を推奨する代わりに、PLの好みで以前神話的現象に遭遇したことが在る、といった設定を生やすことは問題ないとします。

探索者は故郷から遠い都心で働くホワイトカラーのひとり。国籍は自由。性別はどちらでもかまわない。
ホワイトカラーは「会社(職場)へ通って」「デスク中心の仕事や、知的・専門的なことを担当する仕事」をしている職業のひとを指すとします。
しゆうじ卓では探索者の年齢は20歳〜40歳代推奨とします。(若い人推奨だがKPがおじさんサラリーマン探索者の可能性を捨てたくないため40代も可とする)

また、信用は10以下のPCです。ベース職業の信用範囲を無視してよいので、信用10以下で作成してください。
(ルールブックp.43の<信用>の生活水準を参照。 賃貸を借りれる経済ではあるため1-9の間が望ましい)
シナリオ指定の処理がある都合上、p.91-93以降の項目(<信用>の値と探索者の消費行動)は気にしなくて大丈夫です。

探索者は都心一人暮らしで、仕事でとても忙しく、貯金もないキャラクターを前提としています。
つまり探索者はこき使われるわりに、信用のない社畜をイメージしてください。本当に社畜前提で演出をします。

推奨技能

特にない。
使う機会があるのは「目星」「聞き耳」「対人関係技能(魅惑、言いくるめ、説得etc.)」だが、
これらを成功したからといって、最終的な状況を改善することはない(状況理解はしやすくなるかも、程度です。)
もし生き延びたいならば、低すぎないPOW(POW50↑)のをおすすめする。
しかし、高POWだから生還できるとは限らず、出目やその他もろもろ次第である。

多少ネタバレになっても気になる・平気PL向け

以下をクリックすると若干ネタバレ気味なシナリオ要素が表示されます。

ここをクリックで表示(ネタバレ注意)