深い眠りから目を覚ましたとき
虚ろな視界が捉えたのは空からこぼれ落ちそうな満天の星と
美しく広がる翡翠のオーロラ、白い十字架
――そして
降り注ぐ翡翠の雨に触れて消えゆく世界の姿だった
呆ける君に声がかかる、その声の主は
『ハロー、ヒーロー。世界を救ってください!』
昔、死んだはずのあの人とよく似ていた。
ハウスルールはこちら
滅びゆく世界を一緒に歩いて、世界を救おう。
滅び行く世界を2人で旅するシナリオ。
RPが好きな方、世界観を楽しむのが好きな方向け。
ふんわりですが銀河鉄道をモチーフにしている部分がございます。
目を覚ましたら汽車の中。
青い天鵞絨(ビードロ)の腰掛けに、車窓から入り込む億千の蛍烏賊(ほたるいか)の光。
目も眩むような幻想風景の駅に汽車は停車する。
一歩、PC1がドアから足を踏み出せばそこは終わりゆく世界の中だった。
混乱するPC1に声がかかる。
『ハロー、ヒーロー。世界を救ってください!』
声をかけたのは「死んでしまったあの人」によく似たPC2。
PC2からよく話を聞いてみれば緑のオーロラから降る雨が世界を消していくのだという。
混乱する思考の中、半ば流されるようにPC1はヒーローとして世界を救う旅を始まるのだ。
PC2はPC1の知り合いに似ているという設定があります。PL同士で設定をすり合わせることを強く推奨。
〇 PC1 【使命】 君は一般人である。 ……はずなのに、何故か目を覚ましたら「ヒーロー」として祭り上げられていた。どういうことだ? それどころか世界はどこか幻想的で、その上終わりかけている。……どうしろっていうんだ? 混乱してやっていられるか、と思ったのは確かなんだけれども。 あなたに手を差し伸べたPC2。それが、かつて亡くなったあの人に似ていたから。 PC2の言葉通りに世界を救ってみてもいいかな、なんて思ったのだ。 君の【使命】は「世界を救うこと」だ。
〇 PC2 【使命】 君は「ヒーロー」の共をすべしと役割づけられた存在である。 今日この時、汽車に乗ってヒーローが現れるという知らせを聞いて駅で待っていたらPC1が現れた。 PC1を見た瞬間、不思議とひと目で理解した。あの人がヒーローだ。 だから君はPC1に声をかけた。 『ハロー、ヒーロー。世界を救ってください!』 君の【使命】は【世界を救う】ことだ。 PC1の知り合いに似ているらしい?不思議な偶然もあるものだね!