◆【不審度】について
【不審度】は、NPCやPC①の動向が周囲の人々にどれだけ怪しまれているかを現す数値です。
クライマックスフェイズ終了時までに【不審度】が10点に達すると、NPCはエンディングフェイズで警察に逮捕され、世間から犯罪者として扱われることになります。
以下は【不審度】が上昇するタイミングの一例です。
・サイクルが終了する
・「睦事」ルールを適用しない、通常の戦闘が発生する(NPCが挑む戦闘とクライマックスフェイズの戦闘を含む)
・PC①が特定のハンドアウトを調査する
・PC①がロールプレイで特定の行動を取る
・クライマックスフェイズ終了時点で、PC①が拘束状態
【不審度】の現在値や上昇条件の詳細は秘匿情報で、セッション中に条件を満たした場合に公開されます。
◆NPCの扱いについて
・「共演者」(『IS』p229)として扱う。
・最初からPC①の【居所】を所持している。
・毎サイクルの手番を持たない代わりに、「導入フェイズ」「第1サイクル終了前」「第2サイクル終了前」に、PC①に対して戦闘を挑む。
◆プライズの扱いについて
・【秘密】は所持者に自動的に開示される。
・プライズを対象とした調査判定は不可。
・ドラマシーンでの譲渡不可。戦果としてのみ移動する。
■「睦事」レギュレーション
このシナリオでは、戦闘シーンが発生するごとに、シーンプレイヤー(マスターシーンの場合はGM)が「睦事」ルール適用の有無を決定します。
選択ルールの適用については次の通りです。
・ラウンド制限の撤廃:なし
・バッティング効果の拡張:あり
・戦果枠の拡張:なし
■ PC①
あなたは両手両足を拘束され、鎖に繋がれた状態で目を覚ました。
ここはNPCがあなたのために用意した部屋らしい。
NPCは「ここでずっと一緒に暮らそう」と言うが、到底受け入れることなどできない。
あなたの【使命】は「この部屋から脱出する」ことだ。
【秘密】
ショック:なし
あなたはNPCを憎からず思っていた。
今も心のどこかで、NPCの歪んだ好意を拒絶しきれずにいる。
だが、こんなことは間違っている。どうにかして状況を打開しなければ……。
あなたがNPCに対してプラスの【感情】を抱いたとき、あなたの【本当の使命】は「NPCを犯罪者にさせない」ことに変更される。
■NPC
あなたはPC①を愛している。
どこにも行かないでほしい。自分以外の目に触れさせたくない。
狂おしいまでの独占欲に駆られたあなたは、PC①をこの部屋に監禁することにした。
あなたの【使命】は「PC①とこの部屋で幸せに暮らす」ことだ。
あなたはプライズ「拘束具の鍵」を所持している。