よく知る面差しのあなたの瞳から、いくつも星が弾ける。
ふれ合う指先のあいだに、刹那、ぱちりと電熱が走った。

インセイン「感電して死んでもいい」

僕の世界からあなたを奪った、あの稲妻みたいな、痛み。

  • システム: インセイン
  • タイトル: 「感電して死んでもいい」 (饗庭璃奈子様作、シナリオ集「感電して死んでもいい」頒布版参照)
  • タイプ: 特殊型
  • プレイヤー人数:2人
  • サイクル数: 2サイクル「程度」(可変)
  • ワールドセッティング:本当は怖い現代日本
  • 使用可ルルブ: PLの現代アビ(基本、デッド、ブラックデイズ)は全部OKとします。(GMはいろいろもっと使います)
  • 想定プレイ時間: テキセ6時間程度
    • RP薄&情報を手に入れる&即決だけならば4時間程度だが、それに+αはほしい。参考にしないように。
    • おそらく設定したキャラ関係によるRPがメインと予想しているので、実際はお互いのRPにかける時間によります。
  • 備考:
    1. 選択ルール「暗闇」(DL-P.158)採用
    2. ゾーキングハンドアウトあり(しなくてもクリア可能)
    3. 他にもインセインの様々なルールを用いているゆえ、多少セッションをやったPLが望ましいかもしれない(説明はします)

ハウスルールは基本的にこちらに従います。

米津玄師の「感電」に影響されているところもあるみたいです(TALTO版冒頭より)
魑魅魍魎でビリビリとしたセッションしていきましょう⚡

以下はシナリオ掲載の項目
「感電して死んでもいい」
2人用 / 2サイクル程度・可変 / 特殊型
GM難易度:★★★★☆ PL難易度:★★★☆☆ 狂気と酩酊:★☆☆☆☆

タイトルに特段惹かれず、キャラの生死ネタに敏感なPLは気をつけて遊んだほうがよいだろう。
(タイトルが好きなひとは大丈夫と思います。)

PC1はある夜、死んでしまったPC2と遭遇する。
PC2は生きてた頃とは違う様子のようで、電気をまとっていた。
いつの間にやらPC1はどこかに迷い込んだようで、妖怪で溢れた知らない町の様相を目にすることになるだろう。
PC2に従いながら、あなたたちは帰る方法を模索していく。

PC1・PC2は、大切な人同士であることが大前提となる。
互い向ける感情が大きいほど楽しめるだろう。
逆にそれが稀薄だと、あまり楽しめないかもしれない。

GM補足:
なるべく上記の記述通り、クソデカ感情同士前提PCで遊ぶ方が楽しいとは思う(PC関係は、PLたちの好みの関係でよい。)
正直、希薄同士だとPLによっては困惑すると思われるので、関係性は事前に考えておいたほうがいいだろう。
PL同士が許すなら、当卓では継続CS同士などでもかまわない。(まあ、可能ならばGM知ってるPC同士か詳細を教えてくれるPCだと嬉しい)
ただしPC2は死者であること前提で構成されかつシナリオが進行するため、PLはそれを了承したりできる同士でやることを推奨。

HO/PC1 (生者)
【使命】
推奨:なし
あなたはある晩、魑魅魍魎の群れが練り歩くのを見た。
その中に、どういうわけか死んでしまったはずのPC2がいるではないか。
咄嗟にあとを追って声をかけたが、輝くその瞳からはぱちぱち星が弾けている。
共に行灯を持つように言うPC2の言葉に従うと、ふたりのあいだに静電気が走った。
ふと気がつけば、見慣れた町並みは辺りから消え失せている。自分は一体何に巻き込まれてしまったのだろう? 

あなたの【使命】は「無事に家に帰ること」だ。
HO/PC2 (死者)
【使命】
推奨:なし
あなたの瞳は仄かに発光しており、絶え間なく小さな星のような物質をこぼしている。
それは死んでしまって以来のあなたの体質だ。
そんなあなたが、どういうわけか生きているはずのPC1と再会した。驚き。悦び。それからいくつかの気がかりなこと。
他の妖怪たちに気取られる前に何か手筈を打たなくてはと、
その目を欺ける行灯を共に持つように促せば、ふたりのあいだに静電気が走った。

あなたの【使命】は「PC1を無事に元いた場所へ帰すこと」だ。
  • trpg/overview/kandenshi.txt
  • 最終更新: 2023/09/24 18:18
  • by shiyuuzi