時は、大正。
帝都の外れに、死人の藝術を
揃えた奇妙な館が噂される。
その名は「鬼哭館(きこくかん)」。
ここでは時折、客人を招き奇妙な展示が開かれる。
此度の祭典に現れたのは、六人。
そうして一夜明けたのちに、現れるのは一つの死体。
不可解な死体はまさに死人の館を飾るにふさわしい
「鬼の祟り」。
奇妙な事件に現れたるは「自称名探偵」。
さぁ、不可解な殺人現場に
いかなる秘密と物語が隠されているのか。
——— これは誰にも形容できない或る思いの物語
大正浪漫 マーダーミステリィ 「鬼哭館の殺人事件」
これより、開幕となります。
案内
しゆうじが進行役をする場合、ディスコードで場所を用意します。
ルールはすべてそちらで公開されます。
登場人物 (客人)
GMのことを「進行役」シナリオではPLたちのことを「客人」と呼びます。
7人の場合「探偵」というが追加され、このキャラクターは確定で「犯人」ではありません。
登場人物名はすべて具体名などはなく、なにかしら役職とかで統一されています。
◇ 作家 (行動順・一、年齡・三十代、性別・不明)
かつて一世を風靡した、この時代を象徴するとも言える文豪の一人。
この鬼哭館には、取材旅行がてら「書生」と共に訪れた。
中世的な外見、声をしており背格好からは性別の判断がつかない。
◇ 書生(行動順・二、年齡・二十歳前後、性別・男性)
作家の元で、住み込みで働きながら勉学に勤しむ学生。
鬼哭館には、作家を連れ立って訪れた。
まだ若いながらも、聡明な雰囲気の青年。
◇ 将校(行動順・三、年齡・三十歳前後、性別・男性)
大日本帝國陸軍所属の将校。
鬼哭館へは、軍の仕事で訪れた。
軍服の上からでも鍛えられていることがわかる。
◇ 新聞記者(行動順・四、年齡・二十代、性別・女性)
大日本帝國新聞社勤務の記者。
鬼哭館には、記事の取材に訪れた。
小柄で眼鏡をかけた女性。
◇ お嬢さん(行動順・五、年齡・十代、性別・女性)
育ちの良さそうなお嬢さん。
鬼哭館には教養を深めるために訪れた。
楚々とした振る舞いの、小柄で可愛い少女。
◇ メイド長(行動順・六、年齡・二十代後半、性別・女性)
鬼哭館に仕えるメイド長。
鬼哭館で開かれる展覧会を全面的に補佐している。
女性にしてはかなり背が高く、日本人離れした雰囲気を持つ。
◇ 探偵(行動順・七、年齡・任意*、性別・男性)
「自称」名探偵。
鬼哭館には、事件が起きた後に訪れた。
犯人でないと保証される唯一の存在。
(これは物語で保証されている)